神様、仏様、稲尾様・・・

鉄腕稲尾和久さんが急死、突然の悲報
マジですか・・・。
自分が生まれたときには既に現役選手はおろか監督すらも引退していた人です。
しかし、この人が日本の投手の中で一番だと自分は考えています。
大投手稲尾和久との出会いはなぜか親が実家から持ってきた自叙伝でした。
この本、冷静に考えてみれば自画自賛だらけなわけですが、少年野球チームに入団していた当時の自分は
フィクションの物語のように好んで読んでいました。
それだけ現実味のないようなとてつもない活躍をしていたということです。
特に1958年の日本シリーズ対巨人で3連敗の後の4連勝や自身のサヨナラホームランは事実は小説より奇なりを端的にあらわすようなエピソードであるといえます。
つまり、自画自賛を許されるだけのことをやってのけていたのですね。
もうこの先この人のような大投手は現れないだろうし、現れてはいけないのでしょう。
大記録とともに選手生命を削っていきましたから。
監督としても不遇であったと言わざるを得ません。
しかし現役時代に打ち立てた大記録は燦然としてプロ野球史に残ることでしょう。
氏のご冥福をお祈り致します。