我慢できずに読んでしまった。
憂鬱は最後のシーンに至るまでが少し短くて描写不足な感じはあるものの、テンポを考えればそれでよかったのだという気もするのでたいした問題ではないだろう。
溜息はすでに映画の内容を知っている状態で読んだのだが・・・
これがどうやったらあの映画になるんだ?
撮ってないシーンや使われてないシーンが多いような・・・
だがまあ、これもたいした問題ではなさそうなのでスルーすることにした。
評判はよくないようだが、なるほどそれもわからないでもない。
100Pぐらいでどうも盛り上がりに欠けるなあ、と感じた。
しかしその後114Pの最後2行には思わず吹き出したりと笑えるところもあったのでそんなに酷評されるものでもないだろうと思うのだが。
ただ、この巻のハルヒの自己中ぶりはあまりに行き過ぎていて好感が持てないのでそのあたりが理由なのかもしれない。キョンが怒るのももっともだ。
退屈は短編集とはいえ、今後の鍵となる重要な話が載っているので侮れない。
あと、最後の話以外は長門のためにある話といっても過言ではないんじゃないか?長門の凄さを改めて思い知るためにある巻ともいえそう。そういう意味では表紙に偽りなし。
そして評価の高い消失だが、読んで納得。
キョンの一人称視点が最も生きており、キョンの不安がそのまま読者の不安につながってうまい具合に臨場感が出ている。最後まで一気に読んでしまった。
実は1話見た後から2話放送までの一週間で既刊はすべて読んでしまったのだがとりあえずここまでにしておく。