白夜行。

去年のベストにドラマがないのはアニメより遥かに見てないから。というか全部見たドラマの記憶が無い。
自分がドラマを見ない最大の理由が台詞に感じる違和感。
恥ずかしいセリフ禁止!と言いたくなるということはない*1が、実写で恥ずかしすぎるセリフを聞くともはや虫唾が走るといっていい。最近のドラマ*2はそんな実際には絶対言えない様なセリフのオンパレード。実写でなければ気にならないからアニメは観ることができる。おそらくドラマは性格に合っていないのかもしれない。
とまあ、前置きが恐ろしく長くなったが、たまたま観た白夜行はセリフの違和感が気にならなかったドラマ。シナリオや演出が良ければ観れるのだろう。
1話目だけ観た印象は、一言であらわすと犯人側の視点に立ったコロンボ、もしくは古畑といった感じ。
トリックといったものは無いに等しく、むしろ手がかり残しまくりなのだが、逆にそれゆえ武田鉄矢扮する刑事とのやり取りに緊迫感を生んでいる。重要なセリフを発した時の演出も良かった。次回以降も観たいドラマは本当に久々だ。
次回予告で刑事が言っていた「あの時言った」というのは、テレビ内容の記憶力のよさに対する疑問の答え、「忘れられない日になったから」というものだろうか。父親の死を知る前のことまで覚えてるのはちょっとおかしいという予想。
ミステリの楽しみは自分で推理することにある*3がこういうタイプのミステリもこういう先を読む楽しみ方ができれば相当面白くなるなあ。ただ、ずっとこんな感じでいけば良いんだけど、恋愛劇メインになりそうなのは残念。キーワードによると原作は一応推理小説らしいが。
もっと残念なのはよりにもよって入試真っ只中であり、実際にすべて見るのは不可能であるということ。落ちたくは無いから勉強しなければならない。本当に残念だ。

*1:そもそもこのセリフを知った後もまともにドラマを見ていないのだが。

*2:昔もかも。

*3:実際に推理できたことはあまり無い・・