どちらかといえば、アニメよりドラマだと思う。

見出しだけ見れば前回書いたことと矛盾しているが、それはひとまず置いておこう。
半分の月がのぼる空、原作未読の人にはおおむね高評価な不思議。
あー・・何か損した気分。原作知らなきゃもっと楽しめたんだもんなぁ。
それはそうと、この作品はアニメにする必要ないと思う。読んだ人には分かると思うが、この作品は文章でこそ生きてくる。前回の内容の繰り返しになるが、原作2巻、アニメ2話目以降はこの作品の特徴でもある文学作品からの引用部分が非常に大切になってくる。文学作品を最もうまく活かせるのはやはり文章、小説である。
また、この作品のもう一つの特徴でもある非常に細かい心理描写も、文でなくては生きてこない。映像ではよほど丁寧に描写しなければ完全には伝わらないだろう。
どうしても映像化にこだわりたい、という場合でもアニメである必要はない。
バトルのような、アニメでなければ表現できない要素はこの作品にはまったく無い。
さらにアニメの欠点として、1話につき30分という制限がある。劇場版や特番でもない限り、それ以上の時間続けて放送することはまず無い。ダイジェストの如き飛ばし具合は全6話というのが1番の理由だろうが、それでなくても、この作品、特に1巻は途中で区切ってまた来週というのはたぶん難しい。
そこで見出しの、アニメよりドラマ、というわけである。
先に断っておくと、あくまでも自分の個人的な理想であり、実現はまず不可能なことくらいは理解してる。その上で、ゴールデンのドラマということになれば、初回は15分くらい拡大することが多いので、CMの時間引いても65〜70分、それくらいあれば1話目で1巻全部をやってもちゃんとうまい具合にいくと思う。その後は、1時間たっぷり使って細かいところもしっかり描いていけば良い。
まあ、何も知らない人からしたら、一昨年から去年くらいに流行った純愛ドラマの2番煎じっぽい印象は受けるかも。
・・・とまあ、徒然なるままに書き連ねてみた。相変わらず無駄に長い文章だなー。